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*** 「ゾロ〜!!すっきだ〜!」 「だあっ、馬鹿! ギンが来てンだよっ!」 人間の叫び声&犬の鳴き声が聞こえたと思って、慌てて合鍵を持って302号室に駆け込んだアパート管理人のギンは、その光景に目を剥き、口をあんぐり開けた。 「あ。ギン」 よう、ともつれた姿のまま片手をあげるのは最近同居し始めたらしいゾロという男で、その彼にしがみついている金髪は…ギンの良く知る人物…サンジだった。 「…お、お邪魔しましたっ!」 「って、え!?ンギャ!なに!?はっ!?」 ギンの声に慌ててゾロを突き飛ばし、サンジが動揺したように顔をきょろきょろさせるのだけが…ドアが閉まる瞬間に見てしまった光景。 「…ははは…」 (今のって) 動揺しながらずりずりと後ろに下がり、ギンはしばし沈黙する。 「…百歩譲ってプロレス…とか…」 態度もデカく口も悪い住人ではあったが、一人身であるギンや隣人のヨサクなんかに良く食事を作ってはふるまってくれた、優しい男なのだ…サンジという彼は。 唐突に同居人が増えて確かに驚きはしたが、その彼の友人ならばきっといい人なのだろう。 …けど…けど何だろう。 この胸の焦燥は? ふらつきながらギンは階段に向かって歩き、 どげしゃっ 「んがっ! ぎ、ギンさーん!?」 ヨサクの開けたドアに顔面をしたたかぶつける羽目になった。 |
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■掲示板に書いた02きゃひん。のおまけ。ギンが目撃したものとは…!! | ||
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